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〒466-0027 愛知県名古屋市
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お知らせ info

子宮頸がんワクチンについて

当院ではガーダシル4(小6から高1までの愛知県内にお住まいの女性は公費の適応になります)、シルガード9の接種を行っています。

ガーダシル4,シルガード9ともに9歳以上の男女が接種可能です。(男性のシルガード9はまだ日本では薬事承認がされておらず、承認外使用となります。)

接種は半年間で3回です。
自費での価格は1回あたり ガーダシル4:15,000円(税込み)、シルガード9:28,000円(税込み)です。

当院では開院以来少しずつ子宮頸がんワクチンを接種される方が増えてきました。リラックスできる環境としてできる限り個室を提供し、接種後30分はそのままベッドで経過観察としています。

接種するべきか悩む保護者の方も多いかと思います。また、何歳までに接種するのか、4価ワクチンか9価ワクチンのどちらを選ぶかについても悩まれる方が多いです。以下にこれまでの経緯と現在わかっていることについて述べます。長くなりますが、よろしければご覧ください。また、クリニックまで直接ご相談にいらっしゃる方も大歓迎です。保護者か生徒のどちらかが悩まれている場合にもじっくりと医師と話し合って考えてみてください。

ちなみに、今年発売されたシルガード9を院長は接種しました(1,2回目は接種済。3回目も時期が来たら接種します)。





子宮頸がんワクチンの積極的な接種の2013年より差し控えられておりましたが、今後積極的勧奨の再開となることが明らかになりました。

2013年に定期接種が開始された後に副反応がセンセーショナルに報道がされたことにより、副反応に対する不安から積極的接種が差し控えとなった経緯があります。その間にも諸外国では接種は続いており、オーストラリアでは2028年にはHPVウイルスによる子宮頸がんは撲滅に向かうとも言われています。日本でもここのところ少しずつ接種を希望される方が増えてきましたが、現在の接種率は以前の70%の接種率から遠く及ばない1%未満とも言われています。
<ワクチンの有効性について>
子宮頸がんそのものを防ぐ効果が海外の報告で示されました。
  1. Lei J, et al. HPV Vaccination and the Risk of Invasive Cervical Cancer. N Engl J Med. 2020 Oct 1;383(14):1340-1348

<副反応について>
身体が広範囲に痛むなどの「多様な症状」とワクチンの関連を示すエビデンスは認められておらず、ワクチンにおける安全性について「特段の懸念は認められない」と判断されています。注射に伴う緊張や不安が様々な症状を引き起こすとされる「予防接種ストレス関連反応」についてはHPVワクチンを接種していない同世代の人にも一定数いるとわかっています。
<何歳まで接種できるのか>
9歳以上の男女が接種ができます。理想は性交渉が始まる前に接種が3回完了することですが、45歳まで接種が可能となっています。
<4価ワクチンと9価ワクチンのどちらを選ぶべきか>
2021年2月に9価ワクチンのシルガード9が日本で発売され、クリニックでも自費にはなりますが接種ができるようになりました。「9価ワクチンが公費の適応になるまで待つほうが良いか」という質問を時々いただくのですが、「いま接種できるものを早めに接種しましょう」とお話しています。ヒトパピローマウイルスは性交渉の経験のある方はほとんど誰しもが感染するごくありふれたウイルスです。多くの方では感染したとしても排除されますが、そのごく一部の方において持続感染となりがんへと発展します。自費の場合には当院は価格は比較的安い設定になっているとは思いますが、それでも4価ガーダシル4で5,4000円、9価シルガード9で84,000円と高額になってしまいます。世界中で貴重とされているHPVワクチンです。今はすぐに入手できていますが、今後日本での需要が極端に増えることも考えられます。どちらかといえば9価の接種は理想的ではありますが、「接種しようと思ったときに手が届くものを早めに接種する」ということで4価を選択される方も多くいらっしゃいます。


<副反応が起きた際にどうなるか>
ワクチン接種後に新たな症状が現れた場合は、厚生労働省、医薬品医療機器総合機構(PMDA)に症例を有害事象として報告するシステムがあります。報告された症例についてワクチン接種と関連して起こったものかどうかが検討されます。また、子宮頸がん予防ワクチン(HPVワクチン)の接種によって生じた健康被害については、「医薬品副作用被害救済制度」の救済措置の対象となります。

https://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou20/kenkouhigai_kyusai/dl/leaflet_h241119.pdf